2013年02月04日

怒濤の一週間

現在アメリカはスーパーボウルの真っ最中。久々にビール飲みながらTV見てます。

今週は働きすぎて過労死?するかと思いました。

明日の月曜、執行役員に顧客獲得戦略のレポートをしないといけないので、何十人もの人が1ヶ月くらいかけて必死にパワーポイントを作成していたのです。

こんなことに労力をここまでかけていることを重役さんは知ってるんかな〜?皆で「この仕事ってただ面倒で無駄なだけ」と言いながら必死でやってました。皆が同じような事を考えているのに、上の人が必要って言うからやるっていうのは、典型的な官僚組織ですね。

上の人に戦略がうまくいっていることを納得してもらわなければ、予算がつかないまたは減らされるという実質的な問題もあるのでその点は役に立っているんだろうか。

私は実際に重役に会いに行く訳ではなく電話で参加するだけなので、当日は気楽です。でも、とにかくラストスパートがすごくて、朝5時から夜11時とか、どう見ても人間的とは言えないスケジュールで最後の方は注意力散漫になりやばかったです。しかもこの状態で組織改編があったのもきつかった。

結局金曜日は4時くらいに解放されて、昼寝で爆睡しました。

こうやって頑張っても使い捨てされるんだと思ったら、ほんとやる気出ません。ダッシュ(走り出すさま)来週はちょっと楽だったらいいな。
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2013年01月31日

リストラ

1年ちょっとぶりにリストラがありました。ちょっと油断してるときに来ました。

今回も、またボスが切られたので、新しいボスになりました。

うちの部署は好き嫌いですべてが決まるので、最近ボスが周りと衝突してて、ボスのボスとも雰囲気が悪かったので大丈夫かな?と思っていたらやはり。ボス自身も予想してたみたいで、表面的には落ち着いていましたが、やはり自分が切られるのは嫌だと思います。

私も他人事ではなく、チームが50%なくなりました。彼らはまるごと別のチームに移っていったのです。これは私のやっていた仕事の半分を集中化してやるチームを作ろうということになり、各チームから何人かずつそっちに移っていったのです。もともと人数少ないところでたくさん仕事をやっていたうちは、大打撃です。

というか、既に全員が週60時間労働の中で、人を減らされてこれ以上どうしろというのでしょうか。

まずは色んな人と連絡を密にして今後のチームの方向性をきっちり決めていきたいと思いますが、新しいボスともじっくり話し合って現状を分かってもらわなければいけません。

やっぱサラリーマンって面倒くさい。
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2012年12月17日

経費その後

前に経費の話でボスと意見があわないということを書きましたが、その後色んな人に相談した結果を書きたいと思います。

エクゼクティブコーチ、前にうちの部署にいた人、部署の他のマネージャーなど、信頼できる数人に相談した結果、経費削減を心がけるのは当然だが、部下の査定に何かを書くのはおかしい、というところに落ち着きました。コーチは人事にもちゃんと相談したほうがいいというので、相談することにします。あまり大事にしたくないのですが、万が一ボスの言う通りにして部下に訴えられたら困るので、ちゃんと外部の人に証人になってもらう必要があります。

最大のポイントは、会社の規定で経費の上限が100ドルと決められていて、今まで一度も50ドルの食費を出すなと上司から言ったことがないのに、50ドルの経費を落としたことを査定に悪い材料として反映させるのはおかしいということです。これは下手すると部下から訴えられる可能性もあるのでは?というところが、人事に相談する理由です。コーチが言うには、それは客観的事実から見た規定違反ではなく、私のボスの個人的な意見が混ざっているので、論理的に考えるとおかしいとのことです。これは私も賛成です。

忘れたふりをして査定に書かないという方法を取ろうかと思いましたが、上司には「査定は私が読めるよう提出期限の1週間前に出すように」と言われたので、真っ向対決が必要かも知れません。そうなったら人事に入ってもらおうかと思いますが、あんまり事を荒立てたくないので、かなり気が重いです。

部下を守るのも仕事のうちなので、こんなこと言ってたらいけないですね。

それにしても、上は湯水のように経費を使いたい放題で、我々がその尻拭いをしなきゃいけないこの構図が本当に腹立ちます。その湯水のようにっていう状態がすごいんですから!!自分たちは国際便ビジネスクラスで飛んで、超高級ホテルに泊まって、我々は国内直行便ですら文句言われるんです。不便な乗り継ぎで一日掛けて飛んでも差額は300ドルそこらです。そして、銀行の利益はうなぎ上り中です。しかも経費は税金控除の対象になるので、ある程度は使わないといけません。

こういう状況なので、はっきり言って、自分の時間と家庭生活を犠牲にして、普段食べないようなファストフードで食事をすませるような出張なんて、二度と行きたくないです。って一度言ってみたい。気が弱いので絶対無理だけど。
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2012年12月12日

経費

以前に部下が出張したとき、二人のディナーで200ドルかかったらしい。どうすればいいか?と聞かれたので、じゃあ一人50ドル経費で落としてあとは自腹で払えば承認するから、と言って、レポートをまわしてもらいました。それを承認してボスに回したら、えらい剣幕で電話がかかってきて、「この経費は何!?こんな経費出すなんて信じられない!二人のディナーで200ドルって、高級スコッチでも飲んだの!!!むかっ(怒り)むかっ(怒り)むかっ(怒り)」ってすごい勢いで怒られました。

私は最初冗談だと思って笑ってたら、「こういうことをする人は二度と出張には行かせない」なんて言うのでびっくり。もう唖然として目が点、口があんぐりでした。

会社の用事で出張した人に、50ドルの夕食くらい文句言わず払ったれよ。出張行けって言ったのはそもそもあんただろうがパンチてこんなこと言うと3時間くらい文句言われて仕事に支障が出るので聞き流しましたが・・・。

ちなみに会社の上限は一人一日100ドル。それで50ドルの夕食食べて文句言われる筋合いはない。という私も以前50ドルの夕食を経費につけて文句言われたので、「出張に行ったら自分が普段している生活と同じ生活が保証されるべきだ。会社のために私生活を犠牲にしているんだからそれくらい当たり前だ。私は普段外食するときは一人100ドルが最低ラインだから50ドルなんてものすごく妥協している」と言って黙らせたことがあります。でもそれ以降は文句言われるのが面倒なので、フードコートのファストフードですませてます。ボス本人は出張のとき自腹で飲み食いしてるのに・・・なんて言ってましたが、そっちのほうがおかしくないか?

しかも今回は、「200ドルの食事を会社のカードで払う事自体がプロフェッショナルじゃない」とか訳のわからん理由で、「彼の査定にこのことを記録するように」とまで言われました。しかも何回も。このボスは人の言う事を聞かないので言うだけ無駄なので、とりあえずいつものうっかり忘れたふりで無視する作戦を試してみます。

ちなみに、うちの部署の経費のコントロールが厳しくなったのは、ボスのボス(責任者)が以前に豪勢に使いすぎて経費がふくれあがったから。なんで金持ちの上の人間の知りぬぐいを下々の私らがせなあかんねん。

こんだけ毎日働かされて50ドルの夕食で文句を言われるなんてありえません。部下には「こういうこと言われたから今度からは用心しようね」って言ってすませたけど、こういう筋の通ってないことを言わなきゃいけない事自体が本当に苦痛です。しかもすごい無理して働いてもらってる最中なのに・・・。仕事の内容は楽しいけど、ボスは本当にやりにくいです。


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2012年11月02日

遠距離で仕事

明日は仕事を早めに切り上げてハワイに行きます。月、火と仕事を休んで4日間行くのでちょっと駆け足ですが、久しぶりなので楽しみ。

でも何故か年末に向けて暇になるはずの仕事が異常に忙しくて、全部終わるのかどうか不安。今朝は朝6時から会議でした。もうやだ〜(悲しい顔)

一緒に仕事をする人がほとんど全員東海岸にいて、3時間の時差があるため(むこうのほうが早い)、普通でも朝は7時や8時から始まるのですが、6時から会議ってのは初めてでした。さすがにオフィスに行く気にはならなかったので家から働きましたが、起きる時間はいつもと同じだけど、起き抜けから電話で話すまでの時間が短かったため、眠たい声にならないように紅茶を飲んでから必死で発声練習をしました。

会議自体は、新しくきたマーケティング部長がすごく出来る人だったので、朝っぱらから議論白熱で生産的でした。経験豊かで仕事ができる人と一緒だと本当に勉強になるので、こういうのはいくらプライベートに支障が出ても参加したい。でも、顔が見えない相手と電話やメールだけで仕事をするというこの部署の形態には、最近つくづく嫌気がさします。いくらテクノロジーが進んでも、私はやっぱり顔の見える人と同じ部屋で会議をしたり会話をしたりしたいです。

私は部下も全員別のところに散らばっているので、生産性の点では一つの場所にいるよりかなり落ちます。仕事とは言え、人間は感情的な生き物なので、顔をみて状況を判断して仕事を振ったり、会議のあとに冗談言いながら相手の本当の気持ちを読み取ったりというプロセスがないのは大きなディスアドバンテージ。特に向こうは全員会議室にいて、私だけ電話という会議の場合は、電話のマイクが悪かったら話が全部聞き取れなかったりして、100%参加できない場合もあります。私の外国人アクセントで複雑な話をして全員が分かってくれているかどうかも、反応が声しかないのでいまいち分からない。それに人が話しているときに顔を見れないので、気が散ってしょうがない。

これが、21世紀の仕事のあり方なのかも知れないけど、本当に嫌です。次に転職するときには、一緒に働く人が地元にいるところに行こうと今から固く誓っています。でも、そういう職場もどんどん少なくなるんだろうなあ〜。なんか、既に時代の波に取り残されている感じ。


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2012年05月12日

他人の時間を無駄にする人

自分の時間を無駄にするならともかく、他人の時間を無駄にして、そのことに気づいていない人って非常に腹が立ちます。

今の仕事でもたまにそういう人がいて、そういう人が私より階級上だったりすると、相手をしないわけにもいかず、苦痛です。本人はすごく残業して自分は忙しいアピールをしているのですが、ポイントがずれているとしか思えない。

他人の時間を無駄にするとはすなわち、
1、何かを伝達する際に相手にどうして欲しいかということを織り込んでいない
2、何が重要かつ急を要する案件で、何がそうでないかということを分かっていない
3、自分の視点でしか物事を見る事ができない
ということです。

こういう人が上のポジションについていること自体が謎ですが、おべっかがうまいとかなんか裏技があるんでしょう。

私の対処法としては、暇だったら相手を助長させて冗談にして遊ぶか、そこまで時間がない場合はボスに無視していいか聞いて放置してます。たまに同僚と愚痴って笑ったり。エンターテイメントとしては面白くないこともないけど、反面教師として自分はそうなりたくないと思ってます。ただでさえ忙しくてやるべきことすらできてないのに、こういう人に時間を取られるのは困ります。

今日はかなり消耗したので愚痴ってしまいました。
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2012年02月01日

多すぎる会議

うちの職場は全米各地のオフィスに人が散らばっていて、働いている時間帯もばらばら。私のボスも部下も全米各地のみならず南米にも散らばっていて、時差は最大で5時間です。私の「内部顧客」というか「ビジネスパートナー」(要はうちのチームがサービスを提供する相手です)もあちこちにいるので、仕事はもっぱら電話会議を通して進んでいきます。

カリフォルニアがもっとも遅く仕事を始める時間帯にあたるので、頑張って5時台に起きて8時前には仕事を始めるようにしてますが、それでも東海岸の人にとっては既に午前11時。とにかく8時から2時(東海岸が5時)までの間は、休みなしに電話に張り付いて話をする日々です。

どこの会社でも管理職は会議ばかりしていると言われますが、今の状況はまさにその通りで、会議が多すぎて仕事をする暇がないのです。実際、昼間は会議だけして、夜に家で仕事をしている人もいるようです。自分がいなくてもいいような会議は極力断って自分の時間を確保しようと努力していますが、まだこの職について浅いので顔(というか声)を出して存在をアピールするということも必要で、そのあたりのバランスが難しいところです。

人のペースに巻き込まれず、ちゃんとアウトプットをしていくというのが目下の最大の課題です。

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2011年11月15日

Occupy Wall Streetもいいんだけど

毎年4月に、非営利団体の寄付金集めのイベントをやっています。そのボランティアのミーティングで、ある人に「悪いけど、僕は銀行は嫌い。だからOccupy Wall Street(ウォールストリート占領)運動には大賛成」と言われました。なんでも、この人は今まで企業で働いていたのに嫌気がさして、非営利団体に就職するため就活中らしいです。

かくいう私も、学生の頃は公共政策を勉強してたりして、同じ学校のMBAの生徒を「金の亡者だ」とか言って馬鹿にしてたことがあるので、なんで彼がそういうことを言うのかよく理解できます。でも、今考えたらそんなことを思っていた私のほうが馬鹿だったなあ〜。たらーっ(汗)

非営利団体も政府も、私企業にはできない価値は創造できるかも知れません。でも、そういう価値は自由経済の中では置き去りにされるものが大半なため、利益を出しながらその価値を出し続けるというは非常に難しいです。近年ではその中間を取って社会的に意義のある事業をする会社が出てきましたが、でも今非営利団体が提供しているすべてのサービスに対して利益を出せるスキームが見つかるわけではありません。その場合、活動資金は基金や私企業から出してもらわないといけません。

つまり、経済的、社会的弱者を救済するためには、社会の誰かがお金を稼いでその分をまわしていく仕組みが必要で、非営利団体はその仕組みを担っているのだと考えることができます。で、誰か稼ぐのかというと、企業家たち(こういう人々はたいてい基金を作っている)や、その企業家たちに雇われている私のような一般会社員に他なりません。そういう風に考えると、社会サービスを提供する団体、私企業、政府は、社会的役割は違えど、資本主義の中でより多くの人々が幸せになるためには、すべて必要不可欠な部分の一つだと言えるでしょう。

ちなみにサンフランシスコ近辺では「オークランド占拠運動」がもっとも盛んで、つい昨日も逮捕者が出たばかり(しょっちゅう警察が出動して逮捕してます)。この人たちは、中国からの積み荷がたくさん来るオークランドの港を閉鎖しようと試みたりしているのです。この人たちの論理によると中国から安く物が入って来てアメリカ経済をダメにしていると(よく意味が分からないので多分そういうことだと推測)。

でも中国との貿易なくなったらアメリカはやっていけるのか?警察出動する度にかかる膨大なコストは誰が払っているんだ?などなど、よく考えたら全然つじつまがあってない気がするんだけど、その人たちにとってみたら運動をすることに意義があるようです。

でも、それなら先週の選挙の投票率40%とかいう馬鹿げた数字は一体なんなんだ!デモもいいけど、まずは与えられた権利である投票をして社会を変えようよ。私は市民権がないのでこちらで投票できないけど、こういうのを見ると本当に矛盾した社会だなあと思います。
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2011年11月05日

異動決定

前の日記で公募中のポジションに応募したと書きましたが、今週めでたくオファーをいただきました。手(チョキ)

今の仕事はボスが決まるまで先がどうなるか全く分からないので、引き継ぐ相手もおらず、しばらくは二足のわらじをはくことになりそう。でも新しい仕事も早速、戦略会議みたいなのに呼ばれて、今までとは全然違う仕事ができそうなので、かなり面白そうです。

さて、80年代にはやったマーケティングの考え方で「ポジショニング」というのがあります。消費者の頭の中に、自社の製品やサービスを他社と比べてどのように有利な地位におくのか、その位置づけに対するイメージをうえつけるという考え方です。その教科書的な本で「ポジショニング戦略」というのがあります。この本の中に、自分のキャリアにポジショニングの考え方を生かすという章があります。

自分一人の力でできることは限られているのだから、自分の能力を最大限に生かすためには、「乗れる馬を探す」というのが重要だということが書かれています。すなわち、自分の力を生かせるような勢いのある会社、部署、上司やアイディアを探して、それに乗ることが大切だということです。

アメリカの金融業界では(日本の外資金融でも)、ボスが新しいところに転職したら、時期を見て自分の気心の知れた部下で下を固めるのが普通です。つまり、元からいて自分とあわない人は何かしらの理由を見つけて辞めさせて、外から腹心の部下を引っ張って来るのです。私自身、前の仕事も今の仕事も、ボスに引っ張られて転職しました。今回の部署全体のレイオフでも、大ボスのお気に入りが生き残り、その他の人はレイオフ対象になりました。

そういうことが日常茶飯事に行われているため、自分をできるだけ遠くへ、しかもいいところへ連れて行ってくれる馬を探すのは、組織の中で働く人間としては重大な命題です。

新しいボスは、今までとは段違いにシニアで経験も豊かですが、その分要求も厳しそう。でも今まで見た事もないような場所に連れていってくれそうです。

私はまだお気に入りを引っ張って来れるような力量はありませんが、将来的には「あの馬に乗ってみたい」と思われるような人間になりたいです。


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2011年10月31日

一生勉強

直属のボスのレイオフが決定してから2週間以上たちました。彼女の後釜に誰が座るのかまだ分かりませんが、私も今後のことを考えて同じ部署内の別のポジションに応募しました。今週は面接をして、多分来週には結果が出ると思います。

このポジションのボスは経験豊かで多くのシニアポジションを経験して来た人で、非常に戦略的な考え方をする人なので、この人の下で修行ができればいいなと思っています。いい結果が出ればいいですが、もしこの仕事をもらえなくても、今のポジションをもう少し戦略的なものにすればいいのでは?という同僚の助言を受けたので、いずれにせよ自分の思っている方向には行けそう。

会社人間としてはかなり恵まれていると思いますが、今のポジションはかなり自由度がきいて、職務内容もあってないようなもので、やりたいことがあればやる。みたいなアバウトなポジションなので、ボスにさえ恵まれれば自分の思った通りのことはできると思います。これだけ自由度がある、すなわち絶対必要ではないポジションで、かつサボろうと思えば永遠にサボり続けられるような立場の私がレイオフにあわなかったことは奇跡的。これは一重にボスの力だと思うので、次のボスが誰になるか私にとっては文字通り死活問題です。それに、私みたいに怠惰な人間にとってはもうちょっと規制があって自分の能力以上のことをやらされるポジションじゃないと、あまり成長ができない気がします。

仕事をする上で一番大事なのは何か?という質問に対する答えは、人によって様々だと思いますが、今の私にとってはまず第一に「社会に貢献できているか?=人の役に立っているか?」で、第二に「自分が成長できているか?」です。元来がサボり体質なのでこの第二点はなかなか難しいのですが、これは常に好奇心を持って勉強を続けるという他ないと思います。学生のときは社会人になったら勉強もしなくていいし楽になるかな?と思ってましたが、自分も環境とともに常に進化していこうと思ったら、社会人になってからのほうが真剣に勉強することが多く、もうこれは一生勉強なんだろうなと。

そう考えるとずっと第一線で活躍しているSMAPとか明石家さんまさんなんか、普通ではありえないくらいすごいなと思ったりしますが・・・。あれって陰でものすごい努力をされてるんでしょうね。あとは人に引き立ててもらえるような人的魅力も必要ですね。


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2011年10月15日

やって来たレイオフ

今週は待ちに待った(?)組織改編の話があり、それに伴うレイオフも行われました。私のポジションはセーフでしたが、ボスのポジションがレイオフ対象になってしまいました。予測はしていたものの、きついです。

というのも、今の銀行には特に魅力は感じなかったものの、ボスが引っ張ってくれたから入行したのです。しかもこのボスは人の長所を引き出すのも、下を取り立てて様々な機会を探してくるのもうまい人なので、下にいるとものすごく勉強になるのです。もちろん、ボスがいなくなる→即辞めるということはありませんが、こういう事態を予測して数ヶ月前から準備はしていました。

ただ、ボスがいなくなると私が辞める方向で動くのが明らかに予測可能だったのか、組織改編に伴い昇進をいただいたため、しばらくは残ることにしました。こういう人参を受け取りながら裏で辞めることを考えるのは、いくらなんでも倫理観に欠けると思うので・・・。でも次のボスがどんな人になるのか全く分からないので、今後の身の振り方はよく考えなければいけません。

今回の組織改編は社内ポリティクスの影響が色濃く出ていたのですが、その中で私は何故か「大ボスに気に入られている人」の中に入っていたようです。中国で仕事したときに散々ポリティクスに翻弄されたため、だいぶ鍛えられたのか、「敵を作らない」というのが功を奏した模様。同僚には私はポリティクスには無頓着だと思われているようですが、ボスには「そういう風に人を油断させておいてうまく立ち回れる事自体がスキルだ」と言われました。

ポリティクスにも色々ありますが、私の場合は合気道みたいに「敵の力を利用する」という方法を取ろうと心がけているので、自分からは攻撃をしかけないけれど、人から攻撃されないように最大限の防御をすること、もし攻撃された場合は背面を取られないように周りはきっちり固めておくことを念頭に置いています。また、どうしても戦わなければいけない場面では、チェスよりも碁の考え方を採用しています。こういうアジア的な対処の方法も、そういうやり方をあまり知らない人の中では役に立つのかも知れません。「この人は使いやすい」と思わせておいて逆に利用するあたり、まさに孫子の兵法の世界ですね。

こういうことを書いてると本当に自分はサラリーマンだなあと実感します。でも、組織で働くという選択をする以上、人間関係によって自分の将来が決まるというのは、当然受け入れるべきリスクであると同時にチャンスでもあると思います。逆に、人間関係がうまく築けない人は組織内では生き残っていけないのは自明の事実です。周りを見ていても、ある程度の水準を満たしていれば、いかに仕事ができるかより、いかに他人と一緒に働けるか、というのが重要なのは明らかです。

とは言え、ボスがどういう人なのかは非常に重要な問題なので、これからまた大変そうです。
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2011年10月06日

銀行に対するデモと資本主義

私の働いている場所は東京で言えば大手町で、金融機関の本社が集中しています。ここ一週間ほど毎日のように銀行に対するデモがあるのですが、今日はかなり大掛かりなパレードをやっていました。

ウォールストリートのデモと同じようなものだと思うのですが、見た限り「銀行は儲けすぎ」というプラカードをかかげていたので、「富の集中」が主要な問題なのだと思います。ただ端から見ていると何を問題にしているのは分かっても、デモをしている人々が目指す方向というのがよく分かりません。

デモがもともと起こった直接のきっかけは、アメリカでもっとも預金残高の多いバンク・オブ・アメリカがデビットカード使用に月額5ドルをチャージすると発表したことです。「自分の口座のお金を使うのになんで手数料を払わなければいけないんだ」ということで、「儲け主義の銀行をなんとかしろ。これ以上消費者から搾取する気かむかっ(怒り)」となったのは分かるんですが、もともとなぜそんなことをしなければいけなかったというと、政府の規制で今まで商店等が払っていたカード使用料の上限が決められたからです。それによって今まで一回の買い物でデビットカードを使った場合に銀行に入って来る手数料による利益が2分の1から3分の1に減ります。この規制の影響で1年間で数億ドルもの収益が消失したことになります。上場している企業は四半期ごとに外的要因に関わらず収益を上げなければ株主が離れて行くという市場原理があるので、それこそ血眼になってその数億ドルの収益を代替できる方法を探します。そこで今まで取っていなかった手数料を取ろうという考え方になったわけです。これは大手の銀行ならすべて考えていることです。

つまり銀行からすると必要以上の規制がかけられたことにより、その損失をどこかで穴埋めしなければ生き残っていけないのに、一方でその規制を作ったオバマ政権から責められるという悲惨な状況なのです。ちなみに、ここ2年の主な規制は口座残高以上の買い物をデビットカードでした際に1回30ドルくらいの手数料で500ドルくらい銀行が一時的に補填するというサービスがあったのですが、規制により消費者が銀行に手紙を出して同意しなければ提供できないようになったのと、クレジットカードの限度額を消費者の同意なしに上げたり下げたりできないというものです。たとえばクレジットカードの限度額の場合、今までは限度額を超える買い物でもリスクに応じて自動的に手数料をチャージして消費者の便宜を図っていたのですが、それができなくなりました。これもかなりの収益損失です。

そんな感じであらゆるところで既存のビジネスモデルが使えなくなり、それを穴埋めするための方法を各部署が考えなければならなくなりました。

資本主義で株式上場という制度がある限り、そうやって頭をひねって、現在利益が出ないところから利益を生み出す方法を考えるというのは自然なことですが、消費者から見るとそういうのはすべて「横暴」と映るようです。私も消費者なので気持ちは分かります。でも、問題提起というのはそれに対する解決法を提示しないと意味ないのでは?と思ってしまいます。

結局、富の分配に対して不満があるならば、行政の力で無理矢理富を再分配するしかないと思うのです。例えばスカンジナビア諸国のように。でもそうすると一攫千金を夢見る優秀な人材が国外に出るという事態が起こり、国としての競争力が衰えます。ちなみに金持ちになりたいスカンジナビア人はアメリカに来ます。そういう人はたいてい優秀です。もっと小さいスケールでは、CEOの給料は一年に数億円。その下の人の給料は多くても一年に一億。その下になると数千万。そんな会社でも一番ヒラは200万。というような、利益に対する貢献度と連動しない給与体制も、「優秀な人材を確保しないと他に取られる」という市場主義に基づいているので、「特定の人間ばかりが金持ちになる」という問題も資本主義社会のもとではしかたないことだと思います。

競争に勝つことよりも富の公平な再分配のほうが重要だというのなら、そういう国家の仕組みにしてしまえばいいのです。ただ今のデモ隊を見ていると、「自分のところに富が回ってこないのが嫌だ」と言っているようにしか見えず、資本主義経済という大前提をくつがえす新たな仕組みを見据えているようには思えません。

資本主義の申し子みたいな金融業界で長年働いて来たので、資本主義に変わるシステムというものには非常に興味があります。旦那に言わせれば、グーグルみたいに稼いだお金以上に地域に貢献し、環境にも優しいのに利益を出している企業が未来のビジネスモデルだそうですが、果たして市場に参加するすべての人間が、そういう崇高な理想に同意して行動できるのでしょうか?資本主義とは個人の欲望を最大化するシステムだと思っているので、それが本当に可能かどうかは分かりません。

ただ、前の記事に書いたように、利益を出していて、社員にいい給料を払える企業だからこそ、金銭面で地域に対して億円単位の貢献ができると思うのです。億円単位の貢献ができるというのはすなわち地域社会を実質的に変えて行く力があるということでう。要は既存の仕組みを自分の信念のために最適化するというのが最大の成功要因だと思うのです。昔企業で成功したければ、既存の仕組みを変えようとするのではなく、既存のルールに基づいてどのようにゲームに参加するかが重要だとボスに言われたことがあるのですが、社会を変えるというのも、同じ原理だと思うのです。

デモ隊によって、本当に何かが変わって行くのか、これからじっくり観察したいと思います。


posted by neko at 13:39| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀行の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月02日

コミュニティーサポート

気がつけばもう10月ですね。今年もあと4ヶ月だなんて信じられません。

9月は仕事でコミュニティーサポートという大きなプロジェクトがあったため、忙しく過ぎていきました。このプロジェクトは、ユナイテッドウェイという非営利団体と共同で、地域の色々な団体運営のための寄付金を募るのが目的で、毎年9月に主要な大企業や行政機関で行われるものです。

うちの銀行も地域社会貢献ということに重点を置いているので、このプロジェクトにかける熱意はただものではなく、サンフランシスコとその近辺だけでも1ヶ月で900万ドル(7億円弱)の寄付金を募るという目標をかかげて、CEO以下全員、社をあげて頑張りました。

今年は部署の地域代表を任命されたため、部署代表のリーダーたちが集まる運営委員会のメンバーとなり、色々なイベントを計画実施しました。主な役目は、部内でボランティアを作ってサブ委員会を作り、部内のファンドレイザーを実行することと、地域全体でのイベントをまとめること、そして結果をリポートすることでした。

部内のイベントは例えばお菓子を作って売るとか、ポットラック形式のビュッフェランチをやってチケットを売るとか、そういう小さめのイベントを、サブ委員会で各自の受け持ちを決めてやってもらいました。他のもっと大きな部署ではもっと大きなオークションなどをやっていました。

地域全体では朝食会を幾度か開き、去年多額の寄付をした人たちを招待して、執行役員(いわば客寄せパンダ)にホストとして来てもらい、色々な団体を呼んで活動状況をスピーチしてもらいました。そうすることによって地域で起こっている問題に対する意識を深めて、また今年も寄付をしてもらうためです。

仕事量は多いけれど、社内外の色んな人と会えるし、他の部署の執行役員とも話ができるし、結構な役得でした。それに、今までその存在すら知らなかった部署の人と話をしたり、その部署のビジネスについて調べたりすることによって、銀行の業務に対する知識も広がりました。

肝心の結果ですが、地域全体ではゴールはほぼ達成したものの、部署のゴールにはやや届かず、残念なことに。今年は大きな組織改編とレイオフがあるので、時期的に難しかったのもあるのですが。ただ、本当に多額の寄付をする人がたくさんいて、地域社会に対する熱意がある人が多いというのが分かりました。日本でもそうだと思いますが、大企業の役員はほぼ全員、非営利団体の理事会も兼任していて、仕事以外の場でのリーダーシップ力というのも求められています。そういう流れで、地域社会にも目を向けていこうという意識が常にあるのかも知れません。

追記
キャンペーンが完全に終わった後の結果を見たら、目標20%くらいオーバーしてました!こんな時期なのに多額の寄付をする人が多いのにはほんとに感心します。
posted by neko at 03:24| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 銀行の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月24日

レイオフ

しばらくブログ更新をサボってしまいましたが、元気に生きています。

今年は法規制やら景気のダブルディップの噂やらで金融の世界には冬風が吹きっぱなしですが、うちの銀行でも今組織改編&レイオフ真っ最中。

レイオフについては去年からずっと経費削減プロジェクトが進行しているので、来ることは分かっているのですがこれがなかなか来なくてサスペンスです。私の周りの人はレイオフしてパッケージをもらいたいので志願した人か、志願までしなくても別にされてもかまわないと言っている人ばかりなので、不安とかそういうのはないのですが、はっきりしないのはやはり嫌ですね。

今できることとして、レジュメをアップデートして、面白そうな仕事があれば応募して、仕事関係の人に会いまくって話しまくってます。そんな中でコンサルティングのときのボスが帰ってきたら?と言ってくれました。今のボスの話だとうちのチームは少人数でたくさん仕事を抱えているので、レイオフされることはまずないはずだけど、こういうのって蓋をあけてみるまでどうなるか分からないし、オプションがあるのはいいことです。

とにかくこれだけ準備期間をくれる会社は初めてなのでびっくりです。もちろん、その間に仕事を見つけて辞めて行く人も増えてきました。前の会社なんて朝行ったらいきなり辞めさせられた人がいるというのが四半期ごとにあったんですが。

レイオフに備えるには、常に勉強して自分のスキルを磨いておくこと、人のネットワークを大事にすること、が重要ですね。もちろんお金を貯めるもの大事なんですが、お金は頑張っていたら後からついてくるものだと思います。再就職するときに、今までキャリアをどのように積み上げてきたか、どのようにしてどんどん上に上がってきたか(責任が増えたか)、ということを、レジュメに明記でき、かつ誰にでも分かるように説明できるということが大事だと思っています。

でもやっぱ、こういうときに結婚していてダブルインカムだと精神的な余裕がありますね。私一人で収入が完全に途絶えたら焦るだろうけど、一時期働けなくても飢えはしないだろうと思えるのは有り難いです。旦那様々だ〜。


posted by neko at 10:06| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀行の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

仕事でのストーリー

今日は全体会議でプレゼンをしました。レイオフの発表の次に私のプレゼンだったので、皆聞いてくれるのかな?と不安に思ったけど、予想以上の反応で、ボスは大喜び。

勝因は、プレゼンに「物語」を取り入れた事だと思っています。というのも、最近営業やマーケティングの人たちと仕事をする中で、やはりテクニカルな話だけしても相手に響かないのがよく分かるようになったので、ビジネスシーンでストーリー、つまり物語をどのように使うかということを考えるようになったのです。しかし私、関西人のくせに話下手で、ストーリーテラーとしての才能は全くない。どうしよう?と悩んだ末に。

日本人らしく本の中に助けを求めてみました。読んだ本はこれです。

感動を売りなさいー相手の心をつかむには「物語(ストーリー)がいる」(日本語訳)

The Story Factor

日本語訳はタイトルだけで判断すると「この翻訳大丈夫なのか?」と不安に思うので、もし訳がいまいちだったらすみません。でもアマゾンで星4つなので大丈夫かも。

この本には色々な場面でどのように物語を有効に使えるかという例がたくさん載っているので、ビジネスでよくプレゼンしたり、相手を説得したりしなければいけない人には特におすすめです。人間は、事実や統計だけを述べても納得できないが、いい物語はずっと覚えているし、個人的に感動したら、自分から納得して動く。という持論に基づいて書かれている本です。人に影響力を与えようと思ったら、まず自分はあなたと同じように感情や事情のある人間ですよ、ということを物語を通して相手に分かってもらうのが近道だそうです。

さて、私の今日のプレゼンは「マーケティングにおける実験的デザインと計測」というテーマで非常につまらなさそうですが、最初に物語を挿入したことにより、その後の聴き手の集中力が全く違いました。このテーマで質問する人とかいるのかな?と思っていたら、質問が質問を呼び聞いている人の間で議論になり、すごく生産的なプレゼンになりました。最初からドライに事実を述べるのではなく、ちょっと身近な物語にすることにより、より自分に近いテーマとしてプレゼンの内容を聞いてもらえたのだと思います。

プレゼンの有効度は、それをしたことによりどれだけ他の人が議論に参加してくれたか、その議論を通して影響を受けてその後の仕事に生かしてくれたか、ということにつきると思います。逆に聞いている人が質問もせずにずっと黙っているのは、内容に興味が持てないか、理解ができないか、自分のこととして受け止められないかのどれかだと思います。その意味でも、物語を通して議題と聴き手の距離を近づけるというのは、すごく効果的な手段だと実感しました。

目から鱗です。いつまでたっても、知らないことが多すぎて自分でもびっくりです。

ちなみに、使った物語は、ロナルド・フィッシャーという統計学者の話です。この本の第一章に載っています。(原題はThe Lady Tasting Tea: How Statistics Revolutionized Science in the Twentieth Century)統計に興味のある人には、こぼれ話がたくさんあるので面白いと思います。
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2011年05月08日

大企業で働く

今の銀行に転職してから1年がたちました。小さい銀行から大きいところへ行ったので、勝手も違うしいいことも嫌なこともあります。以下、私が思う大企業で働くメリットとデメリットです(今の会社での勤務経験に基づく独断と偏見です)。

わーい(嬉しい顔)メリット
大きいので福利厚生、設備、その他の制度がしっかりしている
今の仕事が嫌になっても異動する場所がたくさんある
会社内に組織的なネットワークグループがあるので、自分なりのコミュニティーが構築できる
誰でも知っている会社なので、社外で初対面の人にも信頼してもらえる

ふらふらデメリット
各自の業務内容が細分化されすぎていて、全体像が見えにくい
日々の仕事と会社のミッションや業績との間に関連性を持たせるのが小さい企業よりも難しい
とにかく人が多いので、他人との折衝に時間がかかる

私は自分のやったことがはっきりと目に見える成果で分からないとやる気が出ないので、メリットよりデメリットが大きくて、ここで長くやっていくのはきついかなと思います。ただ、先日社内の女性コミュニティーの会合で、CEOのスピーチを聴く機会があり、もうちょっと頑張ろうかなという気になりました。

というのは、CEOが「自分がここにいる意味というのは、自分が去った後の世界が自分が来る前の世界よりよくなる状態にするためだ」という意味のことを言ったからです。こう思って仕事しているリーダーは多いと思うのですが、考えてみれば今までの10数年のキャリアで、こういうことを皆の前で口にしたCEOはこの人が初めてでした。さすが、大企業のトップまで上り詰めた人というのは、人を鼓舞するのがうまい。そういうことを思って上の人が仕事をしているのかと考えるだけでも、日々の権力争いやその他細々とした面倒くさいことも、「目標を達成するための手段」と思えます。

私にとってこの1年でもっとも大きな学びは、「職場のゲームには参加しなければいけない」ということでした。すなわち、社内ポリティクスや様々な会議や人との関係作りなど、直接の業務に関係ないことは、すべて直接の業務を円滑にする為に利用しなければいけないということです。さらに、これは周りの人がプレイしているルールに基づいてこなしていかなければなりません。

以前のコンサル時代にも同様なことを言われていたし、本でも読んではいたのですが、そのときは人数が少なかったのでそこまで気をつかわなくても、自分がやりたいことは実行できていました。でも、大企業に来て初めて、実際の仕事の出来よりもどれだけうまくゲームできるかによって自分ができることが変わって来るという状況を目の当たりにしたという訳です。

この他にも大人数でもまれるからこそ分かったことはたくさんあり、そういう勉強ができただけでも転職した甲斐はあったと思います。普通に賢い人なら20代のうちに気づくことだと思いますが、まあ経験してみないと分からないことってのは世の中にたくさんありますね。でも、転職してどんどんのし上がっていくのと、一つのところでじっくり頑張るのと、成長するという観点から見るとどちらがいいんでしょうか。
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2011年03月02日

査定

今年も査定の季節。

今の職場に移って初めての査定だったのでどうかな?と思ったら、予想よりよかったので驚きました。この仕事は新しいことだらけで競争も激しいので、去年は自己嫌悪に陥る事も多々ありました。自分で納得してないので他人の評価もいまいちなんだろうなと思ってたら、そんなことなかったらしい。

特に嬉しかったのが、「Good thinker」という評価。要は物事を掘り下げて考える能力があるという評価だったのですが、周りに優秀な人が多い中、もとの頭の出来にコンプレックスがあったので、びっくりしたけど素直に嬉しかったです。自分が考えたことがチームやビジネスの役に立っているのが評価されているんだなと。

いつも思うのですが、どうも自己評価と他人の評価があってないみたいです。ほとんどの人がそうだと思うのですが、若いときにはなんの根拠も無く自分の能力を過大評価していたのに、年を取るにつれて色んな意味ですごい人々をたくさん見てきて、その過程でどんどん自分に自信がなくなってきてる気がします。本当はそれなりの経験を積んで来ているのだからそれが自信になるはずなのですが、逆にソクラテスの言う「無知を知る」プロセスによって謙虚になってきている気がします。

常日頃、自信満々のアメリカ人と一緒にいるから、つい圧倒されて「自分はまだまだだな」と思ってしまうのかもしれません。ボスにも「全然分かってないのに自信満々な人はたくさんいる。そういう人の真似はしなくてもいいけど、そういう人たちに負けないように自信にあふれた態度を取ってください」と言われました。確かに、物事が出来るというだけではリーダーとしては失格で、出来るということを周りに認知させ、影響を与えて他人を動かしてはじめてリーダーと言えます。そういうことができるようになるのが、本当に大きな課題です。

何はともあれ、いい評価は有り難く受け取って、今年一年また頑張ろうと思います。
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2010年11月15日

チームワーク

今週末は、ボランティアでやってるイベント企画のミーティングに行った以外は、ずっと仕事で終わりました。もうやだ〜(悲しい顔)

今、チームでやっているプロジェクトで、他の人の仕事があまり進んでなくて、思いっきり迷惑被ってます。

もともとこのプロジェクトは責任の所在がはっきりしないので、少数の人が多くをやっていても、チーム全体でやったことになるので、サボる人がいると周りが迷惑。本人はサボっている気は全くなくて、単に他の仕事が忙しいだけなのですが、例えばAさんの仕事の後にBさんの仕事がきて、その後に私の仕事があり、その次にCさんの仕事ができるようになるといった場合、Aさんが無理して徹夜仕事をやったら、Bさんも私も残業してでもその心意気に応えて早く終わらせてもっと多くのことをやろうとなりますよね。が、そこでCさんが2日も3日も何もせずにほったらかしにしておいて、そのことが後日分かったら、我々三人の苦労は一体なんだったのか?とバカバカしくなります。

私は、いい仕事というのは「驚き」の要素がなければいけないと思っています。例えば、「こういうものを期待していた」と他の人が思っているときに、それ以上の物を出す。でも期待以上の物を出すためには、長い時間の試行錯誤が必要で、やっつけ仕事ではそれは無理だと思います。100のものを出すためには、500くらいのこをやらなければいけない。

でもアメリカ人の中には、実際には何も提供するものがなくても、その場の雰囲気でうまいこと議論に乗っかってさもやっているように見せかけることのうまい人がいて、それはそれでつの才能なので、そういうものがない私には不利。

結局は私がもっと努力して自分の欠点を補わないといけないってことなんですけど・・・。

たとえば、コミュニケーション能力をもっと磨いて、自分がやっていること以上のことをやっているかのようなアピールをする。とか、角を立てずにはっきりと相手の足りないところを指摘する、とか。組織で働くアメリカ人は、あまり相手の欠点を指摘することがない(かわりに陰口を叩く)ので、これは無理かも知れませんけど。

とりあえず自分がやった仕事の手柄だけは他の人に取られないよう、ちゃっかり宣伝してますが。「仕事を細分化して、一人一人が部分の責任を持つことにしよう」という提案をして、皆がそれを受け入れたので、少なくとも誰がどこまで貢献しているのかははっきりするのではないかと思います。

しょうもない話ですが、大きい組織でサラリーマンやってると、こういう仕事以外でマネージしなきゃいけないことが結構多かったりします。30歳半ばってちょうどこいうことが面倒くさくなってくる時期なのかも知れません。不労所得で食べていけるようにならんかな〜。いい気分(温泉)
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2010年10月16日

組織の中でキャリアを築くために重要なもの

コンサル業をしていたとき、銀行に転職した人たちから「銀行業は楽やで〜」と散々聞かされていたのに、前の仕事も今の仕事も、気がつくとコンサル時代と変わらないくらい忙しくなってしまう。

今の仕事は休暇に行く前までは結構暇で、一日実働4時間(極秘)とかざらだったので、文句は言えないんですけどたらーっ(汗)

それにしても、休暇から帰って以来、中国ふたたびな勢いでモーレツサラリーウーマンになってしまいました。

こういう生活が嫌だから銀行に転職したのに、どうも私は要領が悪くて、仕事量を増やしてしまう傾向にあるようです。

自分では日本人気質なところが人に嗅ぎ付けられてつい付け入れられてしまうのかな?と思ったりします。今やっている戦略プロジェクトも、最初は5人のチームで同じ条件で始めたのに、はっと気がついたら私が面倒な分析を全部やらされて、しかも進捗状況を把握して他の人に仕事を振る役になっていました。外部の経営コンサルタントが入っている仕事なのですが、いつの間にか彼らも私を通してチームに連絡をしてくるようになって、今週は何故か私がいるオフィスまで出張してきて、散々こきつかわれました。(5人チームは全米各地に散らばっているので、わざわざこのオフィスまでやって来た理由が分からない)。

前に日本人のお友達に指摘されたのですが、私はどうも「頼まれたら絶対にやってしまう」というのが明らかに分かるようで、そのツボに気づいた人にピンポイントで攻撃されてしまうようです。

もちろん、仕事はすればするほど新しい気づきがあるので、こういう状況に追い込まれたほうが得なのですが、たとえば5人チームで明らかに仕事の配分が不公平な場合、仕事の評価が5人平等というのは納得いかないですよね。こういう場合のセルフプロモーションがサラリーマンにとっては大事なんですが、これをどうやってさり気なくやるかというのも難しい。アメリカ人はものすごく自分をアピールするので、そういう戦場みたいな場所でどのように生き残るかは重要なポイントです。こういう考え方って組織の中で働いていない人にとっては馬鹿みたいだと思いますが、サラリーマンにとっては、これがうまく生存できるかどうかの分かれ目。

偏見かも知れませんが、キャリアを築くために重要なのは、常に新しいことを学んで前進すること、そして自分のやっていることを最大限に周りに知らしめること、の二つだと思っています。今回のプロジェクトでは、社内の人だけではなくとても優秀な経営コンサルタントからも学べるので、一つ目は完全にクリアしていますが、二つ目の自己宣伝はこれからの課題です。

とは言え、横から「わざわざここまでしなくても・・・」とセルフ突っ込みを入れてしまう自分もいたりするのですが。

posted by neko at 14:32| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 銀行の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月07日

新しいプロジェクト

月曜から行っていた出張から、帰ってきました。

実はヨーロッパの休暇から帰ってきてから、新しいプロジェクトが始まったため、非常に忙しくなってしまったのです。行く前は「どうやって8時間つぶそう?」というのが毎日の課題なくらい暇だったのですが、帰ってきたらもうそこは別世界。ダッシュ(走り出すさま)

私のいる組織は銀行内ではほぼ独立しているビジネスで、会社の中に別の会社があるような感じなのですが、その組織の今後のビジネス戦略を考えるというのがこのプロジェクトの目的です。この中には今あるビジネスモデルを見直して新しいものを作るのはもちろん、組織改編も含まれるし、社員の給与やボーナス体系の見直しまでビジネスに関するすべての要素が含まれています。もちろん私は一番下っ端の歩兵みたいなもので、実際に考えて結論を出すのは役員です。色んな部署の色んな人が参加していて、内容がかなりセンシティブなので、ポリティクスもすごい。

プロジェクトを通してビジネスの全容が見渡せる上、実際にどういうことが問題で、現実にはどういう枠組みがあるのか、など、普段の業務で全く接触のない部署の人々の意見を実際に聞く事ができるのは、貴重な体験です。自分がどれだけ物事を知らないかを痛感する日々。これは以前から変わらないですね・・・。たらーっ(汗)

このビジネスの経験がないのでなかなか厳しいですが、頑張って結果を出したいと思います。







posted by neko at 14:30| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀行の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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