「集まれ!環境井戸端会議」なるものにお誘いいただいたので、これから環境保護についての記事をアップしていきたいと思います。
私がエコについて深く知るようになったきっかけは、97年にアメリカに留学してきて、「環境保護政策」という学科の存在を知ってからです。それまでもちゃんとリサイクルしたり、公共交通機関を使ったり、ということは意識的に考えていましたが、環境保護政策が系統だったひとつの分野として成り立っていることを知ったのは初めてでした。
ちなみに、97年といえば、京都議定書が議決された年。10年一昔と言いますが、あれから12年、環境保護をめぐる状況は、当時とはがらっと変わりました。当時は一部の人だけが意識していたことが、今では地球環境の急激な変化が一般的に認識されるようになり、エコがファッションみたいになっています。アメリカでは「Green is new black」と言われるほど。(Blackというのはシックの代名詞で、ファッショナブルなことを指します)。
そういえば、当時は環境保護政策の生徒とMBAの生徒がまるで仇敵のように対立していましたが、今では企業もエコを考えないと存続できません。(そのいい例がGMですね)
流行に乗っかるのもいいのですが、環境問題、特にCO2削減についてじっくり考えてみようというのが、
「集まれ!環境井戸端会議」の趣旨。
5月の記事には、政府が発表した
「地球温暖化対策の中期目標」についての話し合いがのっています。
京都議定書では、日本は90年度のCO2排出量に比べて、5%の削減を目指しています。今回の中期目標では6案あり、一番低くて90年度比4%増、高くて90年度比25%減の間の目標を掲げています。この選択肢によって、国民一人一人の生活も大きく変わってきます。
アメリカは離脱したのですが、カリフォルニアでは2020年までに1999年レベルの排出量に戻す計画を発表しています。
CO2削減は国、自治体、企業、国民がそれぞれのレベルで努力しないと達成できません。たとえば、国が新技術開発に投資する企業や、そういった技術を使用したい消費者を支援したり、自治体レベルでリサイクルや電力消費を見直したりといった、技術や生活の見直しが必要になります。
個人レベルでは
「環境家計簿」を参考に、自分の生活が環境に与えるインパクトを正しく知ることが第一ステップなのではないかと思います。ちなみに私は普段飛行機に乗ることが多く環境には非常に悪いことをしているので、
カーボンオフセットという仕組みを使って、植林等の環境保護活動に資金援助しています。ただ、これをするだけでは不十分だし、団体も吟味しないといけないので、まずは日常生活の見直しが基本だとは思います。日本ではオフセットはローソンなどで気軽にできるようですので、興味があれば一度調べてみてください。
中期目標の中で私が一番興味をひかれたのは、「国際的な公平性」。いろんな国を周って思いましたが、国の経済レベルとか、発展の度合いとかによって、できることも違ってくるのはわかりますが、まずはできる国が率先してやることが必要なんじゃないでしょうか。
たとえば、中国はまだ発展途上中だけれども、豊富な資金を生かして、国がエコ技術に力を入れようとしています。みんなの意識の面では日本やドイツとは比べものにならないんですけれども、今からいろんなことに初期投資をするような国だと、最初から今あるエコ技術に乗っかれば、すでに経済が出来上がった国よりはかなり環境にいい発展ができると思います。
そういった、南北の格差と環境保護の折り合いをどのようにつけるかという大きな問題があるのですが、これも個人レベルに落としていけば、コーヒーをフェアトレードのブランドに変えたり、家具をエコ技術を使っている企業のものにしたり、発展途上国の環境や人々を削除するビジネスモデルをとっている企業とのお付き合いはやめたりと、できることはたくさんありますよね。
今のところ私の結論としては、正しい情報を仕入れるよう一人ひとりが努力すること、そして情報に基づいて正しい選択ができるよう、企業や国が情報開示や選択肢を与えることの二点が重要なんじゃないかと思います。
ただ、井戸端会議にもありますが、エコを考えると、確かに経済的には投資が必要なので、お財布に負担がかかるのが現実ですね。実際、カリフォルニアの環境政策も、不況のせいで頓挫するかも知れない、という見方もあります。将来の必要と今の現実、このバランスをどのように取るのか、ものすごく課題の多い分野ではありますよね。
posted by neko at 06:54| サンフランシスコ

|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
環境
|

|